記事名: 四月の海
今月から個人定置網が主になる春網に変わっているのですが、まだ全て網を入れていない為か水揚げ量も少なめです。ただ、小型のあじが多くなっているようにも見えるのですが、急に網にさっぱり入らなくなったりと不安定な状況です。
記事名: 三月の海
今月は急に右肩下がりで水揚げ量が少なくなりました。冬の主力魚種であったスルメイカも少なくなってくると相場は高くなりましたが、最後の追い上げもとうとう力尽きてしまったのか、自社運搬船も出ない程の量になり、大型定置網操業を行っていた有川漁業団は徐々に定置網を揚げ始め、22日に今年度の漁が終了しました。その後、入れ替わりで個人経営の定置網が主となる春網が始まり、獲れる魚達もガラリと変わっていきます。
記事名: 二月の海
2月の上旬から中旬にかけスルメイカが絶好調に水揚げされました。雪が降り、強い北風も吹き、海は荒れて、スルメイカ漁には持ってこい!の天気が続いたのです。相場も良い値で安定しており、後半で盛り返している状況で生産者もホクホクだったのですが、下旬になり気温が徐々に上がり始めると、海水温も少し上がり始めたのかスルメイカの水揚げ量も減少となりました。
記事名: 一月の海
新年が明けて4日の初漁の日、有川湾では例年にない事が起きておりました。その日はなんとカナトフグが大量だったのです。有川湾の海域は有川町漁協と新魚目町漁協と半分に分けて操業をしておりますので、ある程度漁獲される魚が同じであり、水揚げ量としては新魚目町漁協の方が多かったのですが、有川町漁協にも入っておりました。スルメイカがドドッと網に入ってくる事はあるのですが、こんなことは初めてです。
記事名: 十二月の海

今月はクロ(メジナ)が連日水揚げされ、さらに喜ばしい事に相場も高値をつけておりました。有川湾で操業する定置網に入るクロは他の海域で獲れるものとは旨さが違うとよく言われます。これは有川湾に小魚などのエサが豊富にある事や適度な荒波が魚自体の旨さを良くする事に影響しているのではないかと思います。この魚は地元でも人気があり、刺身、煮付け、味噌汁となって食卓にあがります。
記事名: 十一月の海

今月はサンマが多く水揚げされました。有川湾で獲れるサンマは痩せていて脂がなくパサパサしていますので、鮮魚での扱い(魚市場等にて販売)ではなく、餌料として冷凍庫へ保管されるのが例年の流れであります。
記事名: 十月の海

今月はシイラが大漁に水揚げされた月でありました。入る船は横波が来れば沈没するのでは、と思う程シイラを積んでおりこれが毎日続きました。以前に地元ではマンビキと呼ぶと話した事がありますが、これは水揚げされた魚の数が万単位にもなると言う意味でマンビキ(万匹)と言われているそうですが、確かに納得せざるを得ませんでした。
記事名: 九月の海

今月はあご(飛魚)の最漁期となるはずなのですが、水揚げ量が多くなってきたと思えば台風が来て、あごがいなくなり、少し増えてきたと思ったら、またいなくなり、となかなか水揚げ量が増えていかない状況が続きました。
記事名: 八月の海

地元では「盆北」と言う言葉があります。お盆の頃に北風が吹き始めることで、この頃に二船曳のあご漁も幕が開きます。今月は25日を過ぎる頃、やっと北風に変わりましたが、昔と比べると少々遅いでようです。
暑さはまだまだ続いていますが、海の中はもう秋の気配を感じてか、カマス、シイラ、バレン(芭蕉カジキ)、ダツといった魚が見え始めました。
記事名: 七月の海

今月は滅多に見る事ができないお客様が有川湾にいらっしゃいました。それは「ジンベイザメ」です。その名前は着物の甚平に似ている事から付けられたとされていますが、この日は大雨にも関わらず、朝早くからそれを見物にくる方が多く、さらには捕獲した漁師の計らいもあり、幼稚園児や小学生まで多くの人が珍しい生物を見る体験ができました。田舎ならでは、離島ならではのゆとり教育と言ったところでしょうか。急遽、学校の授業を変更してジンベイザメの見学をしてくれた先生方にも頭が下がります。
記事名: 六月の海

例年だと今月はアジがくるはずなのですが…。4、5月の巻網のアジ豊漁の噂は我々のところまで聞こえており、漁場は全く違えど同じ期待をどうしてもしてしまうものです。
記事名: 五月の海

例年よりも早めに梅雨入りした5月ですが、海の方もさっぱりしない日が続きました。全体的に水揚げ量は少ないのですが、増えているのが角あご。
だし用の小型のあごに比べ型もかなり大きく30cmくらいのサイズが良く獲れます。この大型のあごは刺身や練り製品、塩干品の原料になりますが、中には卵をもっているものもあり、良く珍味で販売されているトビウオの卵加工品はこの卵を使用しているようです。
記事名: 四月の海

気温も暖かくなり、すっかり春の陽気になってしまった4月ですが、有川湾には珍しくほんの数日だけでしたが真鰯が網に入りました。片口鰯に混ざっており、選別にも時間がかかりました。鰯は弱るのが早いので手際よく迅速に処理しなければなりません。選別された真鰯は少し小型でありましたが、刺身にしても干し物にしても絶品であり、滅多に見る事がない真鰯で荷捌き所にも笑みがこぼれました。
記事名: 三月の海
東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された皆様やご家族、御関係者の皆様には心からお見舞い申し上げます。
3月11日に起きた東日本大震災の衝撃は今もなお続く凄まじさです。特に、この地震直後の数日間はパニック状態による経済全体の停滞、また首都圏での計画停電の影響もあり鮮魚を敬遠する動きの為、相場の低迷が続きました。しかし被災地及び付近のことを思うと漁ができるだけで本当に幸せであります。
記事名: 二月の海

とうとうスルメイカ漁の大詰めの月を迎えました。1日、2日と出だしは運搬船を2隻ずつ出港させる好スタートとなりました。中盤も順調、後半にきて少し春の暖かい天候に変わり「スルメイカが途切れるのでは…」と不安もよぎったのですが、何とか持ちこたえることができました。
記事名: 一月の海

昨年末、有川では珍しく大雪に見舞われました。テレビ等では早くから「今年の冬の寒さは厳しい」と予想されていましたが正にその通りで、現代の統計に打ち出される予報の的中率には感心するばかりです。1月は本当に毎朝の冷え込みと寒さが身に応えました。さて、有川町漁協にとって運命を決めると言っても過言ではない『スルメイカ』ですが、この漁況予報が12月に水産試験場から発表され「長崎県近海での漁業形成には好条件である」とのことでした。
記事名: 十二月の海

今月もクロ(メジナ)は順調過ぎる程に水揚げが好調であり、1日に1万匹近くも網に入り込んだ日もあり、12月は漁師達もホクホク顔の毎日が続きました。このクロは冬になると美味な魚なのですが、このクロに混ざって獲れる「オナガクロ」を「皮焼き(もしくは熱湯をかけた)」した刺身は特に絶品で、有川の忘年会の席には是非とも欲しい一皿と言っても過言ではない程です。しかし、こんな美味な魚も見た目が悪いと言うだけで食べない地域もある様ですが、そんな方々にも是非一度食べてこの美味しさをわかって頂きたいものです。
記事名: 十一月の海

今月は水イカ(アオリイカ)の月となりました。一昨年の11月と言えば水イカはほとんど水揚げされず、各加工業関係者に大きな影響が出ました。しかし、今年は打って変わり多い日には1トンもの水揚げがある日が続きました。
また、ヤリイカも先月から好調で荷捌き所には常に魚が溢れており、そこで働く人達も慌ただしく動き回り、活気のある良い月でした。あいにく相場の方は低迷しておりますが、安いながらにも、何も獲れないよりはマシです。何と言っても漁に出ても魚がないのが一番最悪なのです。
記事名: 十月の海

今月も先月に引き続き豊漁の月となりました。まずその一つは「シイラ」が大漁に水揚げされ、1尾・約20kgのものから1kg弱のものまで様々な重量のシイラが大型定置網や個人の定置網まで有川湾にはシイラだらけでした。
記事名: 九月の海

今月は祈りが叶った月でありました。その願いとは、そう…あご(飛魚)の豊漁です。昨年の不漁の嫌な雰囲気を残しながら9月も上旬が過ぎました。
7日には台風の接近もあり、この時化があごを連れてくるのでは?と期待をしたのです。しかし、空振り…。15日までは殆ど南風が吹き、平戸方面のあご水揚げ量も少なく、さらに、魚市場での相場と言えば11kgの箱入りで7,000円台が出るまでになりました。そう、今年もあごの水揚げは少ないだろうと誰もが考えていたのです。